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林 世宝 天時、地利、人和 (∞無限) ― 集夢計画T―  

Queens Crossing Art Pavilion

2008 January 18th - February 9th

136-20 38th Avenue, 4th Floor (Main Street & 39th Ave.) Flushing, NY 11354

Gallery hours: Tuesday – Saturday 11A.M. – 6P.M. or by appointment

Opening Reception: January 19th (Saturday), 3 – 5 P.M.

Curator: Luchia Meihua Lee luchialee@yahoo.com

Tel: 917-412-2831, 917-294-5022

 

林 世宝 天時、地利、人和 (∞無限) ― 集夢計画T―  

QUEENS CROSSINGモールの屋外広場にニューヨーク在住アーティスト林世宝氏の「天時・地利・人和」というステンレスの彫刻が設置され、モール内のギャラリーでは林氏の個展が1月18日より開催されます。

林氏は「天時・地利・人和」のシリーズの制作を2003年より続けており、昨年の6月にはチェルシーのElga Wimmer PCC Galleryで、桜物語と題した個展が開催されました。今回はそれに引き続いた形ではありますが、モールとギャラリーのオープン記念の展覧会でもあり、アーティストにとっても記念すべき個展となります。  

林氏は「ハート集結」シリーズで有名なアーティストで、代表作に1997年の100万枚のペニー像「平和行進曲」、2003年、2004年ユニオンスクエアの「物々交換」、2005年の愛知万博に出展した30万本のペンを素材にした「智恵の門」、2006年福岡県で展示した20万個のおしゃぶりを素材にした「クリスマスLOVEツリー」などがあります。これらの展示場所はいずれも一般の公園や広場で行ってきましたが、これはドアのない美術館という考え方で、街全体を美術館にしたいというアーティストの願いが込められています。  

Queens地区のFlashingでは120ヶ国語が飛び交うと言われるほど多くの人種で構成されていますが、芸術的には発展途上といえます。その中でこの企業は芸術文化を大切にしたいと考え、広場に彫刻を、モールの中にはギャラリーを設置することになりました。林氏のドアのない美術館という考え方が企業の目に触れ、Flashing最初のパブリックアートとして林氏の彫刻が設置されることになりました。  

屋外広場に設置される彫刻「天時・地利・人和」は、直径3メートル、厚さ70センチのコインのような円形ステンレスを3つ組みあわせた形で、重量は約3トンあります。  「天時・地利・人和」とは中国の孟子が戦いに勝利するために必要な3つの条件をあげたもので、中でも重要なのは人和であると言われています。林氏はこれを自分の絵画論に取り入れ、天と地は自然を現し、人間もまた自然の中に存在するものであり、何より大切なのは「以和為貴(和を以って貴と為る)」であるといいます。すなわち人間の和、自然と人間との和が一番大切であり、和はやがて平和や幸福、豊かさをもたらすということを表現しています。林氏の作品は21世紀の現代アートですが、その根幹は古代から伝わる智恵にあります。

また「円」は林氏のアート表現の原点ともいえる形です。「人間の心の最高の境地は円である」というのが彼の信念であり、「円」は人間が作ったものではない自然の形のシンボルであり、永遠の形なのです。「円」には、太陽のようにみずからパワーを出す力があり、人間もまた「円」を求めていると彼は言います。円に近づくと心は静寂、円満になり、浄化されていきます。また、矢印には信念一方通行という両方の意味が含まれています。「人生は進むしかない」、「一回きりの人生、一方通行の人生」を表し、強く生きていくシンボルでもあります。Go ahead→, Going up↑。一度きりの人生を自然のままに、円満に向けて進んでいきたいという思いが作品に込められています。

集夢計画Tについて  

林世宝氏は平面的な絵画から、立体的な彫刻やモニュメントまで様々な作品を制作し、世に送り出していますが、作品は形を変えながら、世界中の人々に向けて、社会へ向けて愛や平和のメッセージを送っているのが彼の特長ともいえます。

アーティストとして常に夢を追い続けている彼は、未来の企画として「集夢計画」を構想しています。いろいろな夢がありますが、「映画を作りたい」というのがその一つです。「人生如戯、戯如人生(人生はドラマ、ドラマは人生)」といつも言っていることを映画という形にしてみたい、アーティスト達が集まって作る映画というわけです。

映画を製作するには莫大な資金がかかるため、自分の絵画を売って資金を集めていこうとしています。物々交換の形態はこれまでにもやってきたことで、愛知万博参加のための資金は、版画を売って集めました。「古代の人が物々交換をしながら、それぞれの立場でお互いの価値観を大切にしながら生きてきたように、私もそれに習いたい。私には絵しかないので、私の夢に賛同してくださる方には絵を購入していただきたい。私はそういう形が好きなんです。」

今回の展覧会をきっかけに、未来の制作に向けての呼びかけを行っています。皆さん、ぜひご協力ください。



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